2006年09月18日

アー・ユー・ハッピー? 矢沢永吉

アー・ユー・ハッピー? 矢沢永吉



矢沢永吉というミュージシャンについては名前くらいしか聞いたことがなく、イメージとしては
「僕より一回りくらい上の人達のカリスマで、かなり長く活躍してる、音楽的にはあまり自分に合っているという物ではない」
くらいの物でした。

しかし、最近知人のすすめで矢沢永吉の音楽を聴くことが多くなって、
「お、なかなか良いかも」
と思い始め、さらに聞き進めていくうちに
「熱いなー!」
と感じ、今では
「今までの日本人のミュージシャンにはないものがある!」
と実感するようになってきました。

けれども矢沢について知っているのはまさに楽曲だけであり、よく上の人が言うような、
「矢沢の生き様」
みたいな物は全然知りませんでした。

そういったバックボーンでこの本を借りて読んでみましたが、一言で言うと
「自分もこんなかっこいい生き方をしたい!」

はじめは自分が知っているようなミュージシャンとかにありがちな生き方をしてきたのかと思っていましたが、まさに、矢沢は「戦いの日々、自分の大事な物や自分のプライドを傷つけるものへの戦い」を今まで妥協することなく行ってきた人で、今の自分になく、そしてこれからの目標とする生き方を実践してきた人でした。

いろいろ書いても仕方がないので、矢沢永吉の生き方について自分もやっていきたいと思ったことを列挙してみます。(一部要約)

1、「探し続ける20代、あがき続ける30代をちゃんと通ってきたから50代が良いもんだと感じられる。20代、30代の矢沢はマジすぎるほどマジだった」

 (自分はこういいきれるほどに今マジに生きられているのだろうか?あがけてるのだろうか?)

2、「誰かに依存していたんじゃ、カンファタブルにはなれない。誰かの情けや義理やらをあてにしていたんじゃいつでも不安に脅かされることになる。今生きるのがつらいって言ってる人はどこかに自分の生き方を自分で決められないって背景があると思う」

 (誰かに依存するする人生は簡単なようでいて、そうじゃない。同じ苦労をするなら自分の足
  で立ちたい)

3、「矢沢は臆病だ。これはマジで思う。臆病てのはある種のレーダーなんだ。臆病だから考える。臆病だから勝つために冒険する」

  (こんな人でも自分のことを臆病だと言うことに驚いた。普通に生きている人でも自分が臆病だと思うだろうが、違うのはその臆病と向かい合い、常に怖いから必死で考え、行動に移すところにあるのだと感じる)

4、「プライドや自分の権利を守るために背負わないといけない。確かに背負えば重い。背負うのは嫌だ。重いのは嫌だ、だけど背負わなきゃいけないんだと思ったら楽じゃない。重いけどそれだからこそ得る物がある。絶対あると思う。すべて合理化して身軽にいけば良いじゃないかという考え方もある。だけどそれだけじゃえられないものもあるんだ」

 (きっと今の世の中は背負うか背負わないかで迷っているときはたくさんある。でも背負ったら大変かもしれないけどそれでしか絶対得られない物があると思うと迷うことはないのかな)

5、「ファミリーに対して卑屈になったらファミリーは維持できない」

 (お客さんやファンにたいして卑屈になった時点で=マネーと言っているのと変わらない)

6、「てめぇの人生なんだからてめぇで走れ。」
 
思った以上に矢沢という人は深い人でした。こんな生き方をしていくんだと自分に言い聞かせ。

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2006年08月24日

モンテクリスト伯 アレクサンドル・デュマ

モンテクリスト伯〜アレクサンドル・デュマ



モンテクリスト伯はフランスの文豪アレクサンドル・デュマによる壮大な復讐劇です。アレクサンドル・デュマはワインにも非常に造詣が深く、モンラッシェの畑を前に
「脱帽して、拝跪して飲むべし」
という有名な言葉を残すほどです。

また、三銃士の作者としてもしられています。これは皆さんもご存知の王政時代のフランスの冒険活劇で、NHKでアニメとしても放送されていました。そのときもアニメがきっかけで小説の三銃士を読んだのですが、今回のモンテクリスト伯もじつはアニメで『巌窟王』というのが去年放送されたのを見たのがきっかけです。このアニメの巌窟王も非常に完成度の高い作品で、モンテクリスト伯の世界観を近未来に置き換えてストーリーも多少のアレンジをしたものですが、最近のアニメーションでは出色の出来のものでした。

親友に裏切られ、牢獄に入れられたエドモン・ダンテスは復習を遂げるためにモンテクリストと名乗り、自分を陥れたフェルナン、ヴィルフォール、ダングラールに



ラベル:フランス 文学
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2006年08月22日

エリゼ宮の食卓〜その饗宴と美食外交〜 西川恵

エリゼ宮の食卓〜その饗宴と美食外交〜 西川恵


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フランス人は昔から食を追求することにおいて常にヨーロッパをリードしてきました。特に政治を絡めた逸話は多く、ウィーン会議などは特に有名です。
(ウィーン会議:ナポレオン失脚後のヨーロッパの秩序再建と領土分割を目的として、1814年9月1日から開催された。敗戦国であるフランスはタレーラン外務大臣が交渉にあたり、お抱えの料理人であるアントナン・カレームによって高級なフランス料理と上質のワインを大盤振る舞いした。その結果、フランスは敗戦国であったにもかかわらず、実質的には勝戦国のように会議の主導権を握った)

この本では特に料理だけではなく、当時の政治的背景が詳しく書かれていて、純粋な歴史ものとしても楽しめます。

前半では歴代の大統領たちがいかにフランス料理とワインにこだわりがあるか、(中には例外の大統領もいましたが、ほとんどは自分で最終的なメニューを決めています。)エリゼ宮での晩餐会のメニューは振る舞う国とフランスとの関係において大きく違っていて、そのメニューには非常に大きな意味を持たせている場合があることが書かれています。

そして、西川氏が実際に見たり聞いたりしたエリゼ宮の内幕が、話していいの?国家機密では?という感じで書かれていて非常に新鮮な驚きと面白さを感じます。

やはり、昔から大陸において国取りをずっと続けてきた国は外交がうまい!

使えるものは何でも使い、自国の国益に結びつける能力は、島国でのほほんと暮らし、ここ数百年くらいのスパンでしか外交をしていない日本にはとてもまねできないことなのだと感じました。
(日本政府の外交の概念と欧米のものは明らかに異質であるし、日本は見栄で生きていけると錯覚しているのかも。国民を含めて)






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2006年08月11日

web2.0でビジネスが変わる

web2.0でビジネスが変わる 神田 敏晶


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神田さんはコンピュータ系フリーペーパーの編集長やデジタル放送局「KNN.com」などを立ち上げたり、web1.0時代から日本の黎明期を支えた一人です。

この本はweb2.0の基礎知識からマスメディアの変化、web2.0の仕組みを使って何ができるか、そして次のweb2.1についてなど、web2.0の基礎から一歩出た内容で、なかなか良い刺激になる本でした。

第1章 結局web2.0とは何なのか?
第2章 マスメディアからCGMへ
第3章 ブログ、SNS、ポッドキャストの媒体力
第4章 ビジネス2.0をデザインする
第5章 好きなことを仕事にする 僕の体験CGM論
第6章 web2.1への宿題

今の時代は特にビジネスにおいてのこれまでの方法論と新しい方法論が同居した状態であり、web2.0的な考え方は何もインターネット上でのことだけでなく、どのように一つのことを生成していくか、これまでのようにトップダウンで行うのか、それともより多くの集団の知を使って可能性の高いものを想像していくのかの違いであり、ブログやSNSなどはその一つの方法でしかないのだろう。

今はweb3.0という概念も生まれつつ有り、今の考え方も時代遅れになる日がすぐにくるのだろう。

またここではある程度のgoogle批判論も書かれており、今のようなgoogle一辺倒の信者が一般の人達にも多くなってきたことに対する注意喚起的なものも書かれているのは好感が持てる。





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2006年08月10日

アルファーブロガー

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アルファーブロガー



多くの影響力があり、読者に多く読まれているブロガーをアメリカではアルファブロガーと呼ぶらしい。日本におけるアルファーブロガーと呼ばれる人はどういった人で、どのようなブログをどうやって書き、どんな職業の人なんだろうということを書いたのがこの本です。

日本でのブログ利用者は300万人を超し、閲覧者も1600万人という現在において、CGM(消費者発信型メディア)としてのブログ、ビジネスブログなどの使用がこれからますます強く行われていくでしょう。

私自身も会社のブログを一つ作っていますが、ネタ探しや、どういったスタンスで書き続けていくか、その目的は?などブログを書いているとそういった疑問が非常に湧いてきます。

そんな人たちにぜひ見てほしいと思います。

アルファブロガーと呼ばれる人たちはそんなにタイトな精神状態でブログを続けている人は少なくて非常にリラックスして自分を表現し、自分のスタンスを持っている人達でした。

ブログを書き始めたけれど自分はどうしたいのか、何をしたら良いのか、など続けていく自信のない人にとってこの本はいい気分転換になると思います。
所詮ブログも表現方法の一形態でしかないのですね。

<登場アルファブロガー>
ネタフル: http://netafull.net
百式 :  http://100shiki.com/
極東ブログ:http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/
Ad Innovator: http://adinnovator.com/
R30マーケティング社会時報
     : http://shinta.tea-nifty.com/nikki/
ラベル:ブログ
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2006年08月07日

ジャンシス・ロビンソンのワイン入門  

ジャンシス・ロビンソンのワイン入門  ワインの飲み方、選び方




私はソムリエをしていますが、この本はまだ駆け出しの頃に読んだ本で、非常に思い出深いものの一つです。
ジャンシス・ロビンソンは「マスターオブワイン」の称号を持つワインジャーナリストで、屈指のイギリス人テイスターとして知られています。

この本はワインの楽しみ方や小話がちりばめられ、初心者でも興味をそがれずに読み進めていける読みやすさを持ちつつ、テイスターとして必要なぶどう品種の特徴を前半のセオリー部分と後半の実践とを使い分けて説明しています。

1 味って何だろう
2 役に立つあれこれ
3 原材料 白ワイン用葡萄
4 原材料 赤ワイン用葡萄
5 一枚上手のテイスティング
6 飲んで、食べて、楽しんで

の6章からなっています。
特にワインの葡萄の説明では同じ葡萄の種類を使った2本の違うワインを比較することでワインは葡萄の違いだけでなく、その他の要因も起因していることをしっかりと伝えている点が共感できます。
文章も平易な文章を使い、読みやすさを重点においた初心者でも興味を持ち始めた人向けの本だと思います。
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ラベル:ワイン
posted by TN at 19:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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